ボディー・マッピング

自由に生きたいときに、なにをしたらよいのか?(身体編)

自由に生きれたら、
自由に生きたい、
と思う人は、多くいると思います。

わたしもその一人でした。

あるとき、自由への制限を作っているのは、
自分自身だったのだということに、
身体の反応から気がつきました。

がんじがらめで、
なにひとつ上手くいかなかった
6年前よりは、
確実に自由に生きれるようになったので、
身体の視点から、コツをお伝えします。

身体

身体から、自由になると聞くと、
ヨガや、運動をはじめたのか?
と思う人も多いと思います。

それだと、もしかしたら、
わたしは自由になりにくかったかもしれません。

わたしがとても意識していくようになったのは、

・身体からのフィードバックを感じる
・身体のマッピング
・身体の使い方、動かし方の見直し

の3点です。

身体からのフィードバック???

常に身体は、
フィードバックを出しているにも関わらず、
わたしは、気づこうともしていませんでした。

わたしは、指揮者をしています。

身体からのフィードバックを感じるのは、
指揮をしていて、
痛みが出たときだけでした。

そして、その痛みも、

・はやく取ろなきゃ
・はやく治さないと
・なんでこんな大切なときに

などと思い、
怪我をしたり、病気になった自分を、
責めることはあっても、
労わることはしていませんでした。

わたしは、指揮者をしているのですが、
腰や肩が痛くなるのも、職業病。

痛みがあってもなかったことにして、
誰にも痛みを隠し、
仕事を全力で行うことが、
プロであることと思っていました。

これでは、
身体を動かすことで、行動をしているのに、
全く身体の存在を無視していますよね。

身体に興味をもったきっかけ

ある時期、
左腰がものすごく痛くなり、
整体やマッサージなどに通っても、
わたしの場合は、痛みがなくなるほどは改善せず。
(←整体などには今も行きますので、誤解なきよう。)

恥ずかしながら、
自分でケアも、なにもしていないにも関わらず、
人に責任をなすりつけるように、
とんでもないことを思っていました。(←黒歴史)

先生たちも治せないなんて。。。
先生なのに治せないなんて。。。
ありえない!!!
しかもより悪化しているし。

こんなとんでもないことを、
思っている患者は、
治るわけないでしょうし、
診るほうも嫌ですよね。。。

さすがに、
自分の身体に興味をもとう
と決心するほどの痛みが続いた時期でした。

痛み以外のフィードバック

そんな時期に、
友人の紹介で、
アレクサンダー・テクニークという
ボディーワークに出会いました。

そのレッスンにはじめていき、
わたしの師でもある嶋村順子さんに、
指揮をみてもらったときのことです。

腕がとっても、楽に動かせるようになったのです。

・腕が軽い
・楽にあがる
・いつものように腕をあげると、20センチは上にあがってしまう

魔法のようなレッスンに、
痛み以外で、
身体からのフィードバックを感じた
はじめての経験と言っても良いかもしれません。

身体はフィードバックをはじめてだしてくれた?

身体はフィードバックを、
はじめて出してくれたのでしょうか?

そうではありません。

身体はフィードバックを毎瞬だしてくれています。
ずっと無視していたのはわたしです。

今、考えると、
無視をし続けていたから、
痛みという形で、
分かりやすく意識を向けるように、
していてくれたのだと思います。

初回のレッスンで、
腕が楽に動かせるようになったので、
身体を楽に動かせる方法を知りたいと、
レッスンに興味をもつようになりました。

身体のマッピング

アレクサンダー・テクニークの勉強をはじめたころは、
この動かし方が正しいのか、正しくないのか?
ということに注視していました。

正しい、正しくないの2極化です。

なぜそのような考え方になったかというと、
骨や筋肉に今まで興味をもっていなかったわたしは、
・骨の本数
・可動域
・動かせる方向
・各筋肉の役割
など、さまざまな面において、
誤認識していたことによります。

例えば、
脊骨の骨は、長い1本(実際は、27~28本)
前腕の骨は、1本(実際は、2本)
などと、多く勘違いしていました。

※自分の身体の骨や筋肉が、
どこにあり、どんなふうに動くのか
身体の地図を作ることを、「ボディーマッピング」と言います。

その誤認識の多さに、
身体に負荷をかける動かし方をしていることも、
多々あることに気がついたため、
正しさを追い求めていました。

その正しさが、
必要な場合もありますが、
正しさを追い求めるあまりに、
身体を不必要に緊張させる要因にもなっていました。

身体の動かし方・使い方

このマッピングと同時に、
身体の動かし方を学んでいきました。

例えば、腕。

①わたしは、腕は肩からだと思っていたので、
鎖骨と肩甲骨も腕の骨だと認識する

②意識的に、鎖骨と肩甲骨も含めて、
動かすとどうなるか、
実験してみよう

③結果は、動きやすいと感じた
より前に伸びると感じた

④この動かし方ではどうだろう?
実験してみよう

というように、
腕そのものの動かし方を、
ブラッシュアップさせました。

ここまでの内容も、
アレクサンダー・テクニークに含まれるのですが、

『頭が動いて、身体全体で動く』

ということを意識すると、
さらに動き方が変わっていくことに、
徐々に気がついていきました。

アレクサンダー・テクニーク

アレクサンダー・テクニークとは、
身体の不必要な緊張や習慣を見直していく
というセルフワークです。

そして、なにやら呪文のような、
『頭が動いて、身体全体で動く』
という言葉を大切にしています。

頭と脊椎がギュッと固まっていると、
身体全体の動きが固まってしまうので、
全体性を意識することを習慣にできるように、
言われている言葉です。

特に、環椎後頭関節を大切にしています。

そこにある筋肉、後頭下筋群の
大後頭直筋
小後頭直筋
上頭斜筋
下頭斜筋
も、ゆるやかな張りをもって、
身体を動かすために大切にされています。

  illust ACより SUKESUKE PHYSIO作 を引用

身体に興味をもつようになって

身体に興味をもつようになると、
身体のささいな緊張や習慣にも、
気がつくようになっていきました。

内的感覚、固有感覚が
繊細に育ってきたと言えます。

それにより、
無意識で行っていた習慣を認識し、
違う動かし方も選択してみようと、
気軽に違う動かし方も、
選択することができるようになりました。

身体の習慣に繊細に気がつくようになると、
思考や感情の習慣までも、
気がつくようになったことが、
とても興味深い点です。

そして、
習慣を無理なく変えるために、
一つの方法にとらわれずに、
様々な方法も試すことができるようになりました!!!

そして、
人間の本来のポテンシャルを発揮する
身体の動かし方を練習していくので、
身体の動き自体も強くしなやかになったなと感じます!

身体も以前に比べたら、
本当に自由に動かせるようになりました。

決して痛みを取るワークではありませんが、
身体の動かし方を変えていったら、
痛みは全くなくなりました。

わたしは、
アレクサンダー・テクニークによって、
自由に、そして本来の身体の動きを、
取り戻してきました。

あなたも、自由になりたいなと思ったら、
身体にも目を向けてみると、
良いことがあるかもしれません!

自由に生きたいときに、なにをしたら良いのか(思考編)

自由に生きたいときに、なにをしたら良いのか(感情編)

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