心と思考

アレクサンダー・テクニークとは何か?

アレクサンダー・テクニークとは、

人が生きているなかで、
無意識に起きている不必要な緊張を解いてゆき、
身体本来の自然な使い方を身につけていくことによって、
その人のパフォーマンス力をあげる


というテクニークです。

無意識で出来ることを、
なぜ意識にあげる必要があるのか
と思う方も多いと思います。

しかし、身体から不快なサインが来たことがある方は
多いと思います。

そう考えると、無意識の行動が、
身体を過度に緊張させている可能性があることは、
容易に想像がつくと思います。

無意識の行動とは?

例えば、
今、あなたは首が凝っていませんか?
それは、もしかしたら、
スマートフォンを見るときのクセや習慣から、
首が緊張しているからかもしれません。

・首を前に突き出して、スマートフォンをみている。
・顎を引いて、スマートフォンをみている。
・小さい文字が読みにくくて、目を細めてみている。
・スマートフォンを必要以上に、近づけてみている。

などなど、自分が思ってもいなかった
無意識の行動をしているかもしれません。

このように、自分が無意識でしている行動は、
人間が本来もっとも自然に動ける方法とは、
異なる行動であることも、多いと考えられます。

それほど、人間の無意識の習慣、クセは、
身体に染み込んでいます。

心と思考にも、無意識な習慣はある

身体だけではありません。
心と思考においても、同じことが言えるのです。

例えば、
スマートフォンで読んでいる記事が、
ネガティブなものだったします。

無意識下に、あなたの心は、
心へのダメージを回避しようとし、
これ以上感情を感じないようにするかもしれません。

同様に、あなたの思考は、
さらなる心配や不安な事がらに、
思考が覆われるかもしれません。

無意識下の習慣が、
ネガティブをさらに助長させる人であれば、
心も思考も、不必要な緊張にとらわれることになります。

アレクサンダー・テクニークで出来ること

アレクサンダー・テクニークを用いて
どんなことをしたいのか、
望みを明確にすることが、最も重要です。



望みを叶えるために、

①不必要な緊張をもたらす習慣やクセを、意識にあげる

②緊張がどこから来るのかを、分析する

③どこかが不必要に緊張せず、全体で動ける方法を考える

④その方法を試す

⑤試したときに、どんな体験をしたのかを見る

①から⑤を繰り返し続けることで、
身体、心、思考が統合され、
全体性をもつことになります。


そのため自分本来の能力が、
発揮できるようになります。


全体性を持った行動をすることで、
パフォーマンス、行動の質をあげていく、
素敵なテクニークです。