アレクサンダー・テクニークとは、
ボディーワークの一つです。
アレクサンダー・テクニークとは?
と問われたとき、わたしは、
身体の習慣やクセに気がつき、受け入れると、
新たな選択肢がうまれ、パフォーマンス力があがる
とお答えします。
アレクサンダー・テクニークを
Wikipediaで検索すると、
身体がどのように動き、どのように感じるかについての気づき(アウェアネス)を高めることによって、自己についての学びを深め、身体を再教育することを目指す心身技法である。
Wikipedia
とあります。
●身体の動きに気づく
●身体を再教育する(パフォーマンス力があがる)
の2点がポイントになります。
実際にどのように気付き、
自分を再教育しているのかを、
今回はお伝えします。
アレクサンダー・テクニークとは?
全ての人が動きにつかえるメソッドです。
人間の一番上にある関節、頭蓋骨と脊椎の関節の関係が良ければ、協調作用が働き、その人に元来備わっている本来の動きをすることにより、パフォーマンス力があがるということを指します。
誰にメリットがあるか?
身体本来の動きを探求するため、どなたにも有益です。
動詞を例に、お話しします。
・演奏する
・踊る
・歌う
・聞く
・話す
・立つ
・座る
など
動詞は、
身体を伴っていることが、
明確になります。
その動きが、あなたの無意識な習慣・癖によって、
身体の緊張していたりしていたら、
動詞のパフォーマンスが低くなっています。
身体の緊張に気がつき、
新たな動かし方を選択していくので、
どなたにでも、メリットがあります。
学んでいる人の職種
俳優、音楽家、ヨギ―、司会者、声優など
欧米では近年、多くの音楽学校や演劇学校が、
アレクサンダー・テクニークを
正規の授業として取り入れています。
向いている人
・身体の感覚がある人・取り戻したい人
・内省が得意な人
・自己受容したい人
・自立をしている人
・教師に依存しない人
・人・鏡・ビデオなどのフィードバックを受け入れられる人
アレクサンダー・テクニークの教師は、
これが正しいというように、正解を教えることはしません。
従来の教育では、『正しいものは一つである』
と言われていると思いますが、
一つの物ごとに向かう様々なプランがあることを伝えます。
生徒本人がどう感じたかを、とても大切にしています。
レッスンの進め方
根性で出来るように繰り返すものではなく、
建設的なプランを用いて、
身体全体が統合された本来の動かし方を、
生徒と共に実験していきます。
①願望、情熱
動詞を伴った、叶えたい内容をきめる
②習慣の認識、観察
不必要な緊張をもたらす習慣やクセを、意識にあげる
③分析
解剖学の知識を用いながら、 緊張がどこから来るのかを分析する
④新たなプランを考える
どこかが不必要に緊張せず、 身体全体で動ける方法を考える
⑤実験
無意識な習慣を新たな動きにするため、思考で身体に指示を出しながら、実験する
⑥実験結果の考察
実験をしたときに、どんな感覚、体験を得たのかを見る
⑦実験結果により、①から繰り返す
このように、実験を繰り返していくので、
どうしたら出来るようになるか分からないけれども、
1000本ノックをするという昭和的な方法ではありません。
むしろ、その方法だと
身体の調子や、失敗の強化をしていくことになります。
アレクサンダー・テクニークの建設的なプランは、
この動きをするために、
思考で、身体をこの骨や筋肉から動かす
と方向性を出すと言えます。
身体を動かし方を変えることで、
あなたの感情や記憶が思い出されることもあるでしょう。
または、感情や思考から、
身体に制限をかけていることもあるでしょう。
それに気がついたら、
心や思考の実験をしていけば、
あなたの叶えたい望みに、着実に近づけます。
わたしの想い
私がつまづき、転びながらも、
演奏をし続けてこられたエネルギーは、
決して音楽への情熱だけではありません。
人と深く繋がりたいということです。
人と深く繋がりたいという願いの奥底には、
『自分と深く繋がりたい』という願いがありました。
それ願いを見出すまでは、
世間からの評価で自分の価値を決めたり、
演奏の出来で自分を判断をしたり、
人やモノとの関係で、自己価値を決めていました。
第三者を通しての自己価値を手放して、
やっと自分の心、思考、身体が統一され、
はじめて、自分自身の自己価値を見出せるようになりました。
心身統一の素晴らしさを、伝えることで、
人に貢献したいと思えるようになり、
この発信をしています。
あなた自身の心、思考、身体が、
全て統合された動きで、
人生を歩んでいけますように!