心と思考

本番中、演奏の失敗にどう目を向けるか

誰でも、本番の失敗をしたくてしてはいないでしょう。
そして、その失敗が本番への恐怖、トラウマ
になったこともあると思います。

わたし自身、
なぜ失敗に恐怖を覚えるのだろうと
内観した時期がありました。
幼い頃に、失敗した後に言われたひと言によって、
30年近く、蓋をしてきた問題があったことに、
気がついた時は、愕然としました。

失敗への恐怖は、
簡単に消えるものではありません。
しかし、その恐怖よりも、
もっと本番でなりたいことがあるからこそ、
あなたは本番に臨んでいると思います。

ここでは、
本番中の失敗にどう対応していったら良いのかを、
お話ししていきます。

失敗の概念は?

失敗を広辞苑で調べると、

やってみたが、うまくいかないこと。
しそこなうこと。
やりそこない。
しくじり。

広辞苑より引用

とあります。

やってみたが、うまくいかないこと。
そう捉えると、精神的に楽になるのは、
分かっているけれども、
それが難しいことは多々あると思います。

それは、自分の全力を使って、
よいパフォーマンスを行おうと思っているのですから、
当然だと思います。

そして事実、
大事な本番、パフォーマンスの場で失敗をしたら、
契約、昇進、評価などに直結するので、
失敗を良くないと強く感じるのでしょう。

一度してしまった失敗は、
取り消すことはできません。

本番中に失敗したときに、どんな言葉を自分にかけているでしょうか?

こんな言葉をかけていませんか?

  • どうせ、わたしは出来なかった
  • どうせ、わたしは才能がないよね
  • どうせ、わたしは努力しても無駄だった
  • どうせ、わたしは、、、

どうせ、わたしは〇〇だ。
とネガティブな言葉をかけているとしたら、
すぐにやめてください。

これ以上、セルフイメージを下げ続けると、
ますます実力が発揮できなくなります。

過去に、親、先生、友人、上司などに、

  • お前はダメだ
  • 仕事ができないね
  • 本当にお前は使えないやつだ
  • 本当にどうしようもないね、あんたは

などと、否定的な言葉が
出てくることもあると思います。

それらの言葉は、
その人が、あなたに思ったことです。
言ってくるのも、どうかと思いますが。。。

あなた自身は、
あなたが考えている人物であると理解してほしいです。

それらの言葉が、本番以外にも出てくるようでしたら、
徹底的に自分がどういう人物であるか書きだすことを、
おすすめします。

人から言われた否定的な言葉が、
セルフイメージになっているようでしたら、
カウンセリングに行くことをお勧めします。

セルフイメージがあまりにも低いと、
次にお話をすることを出来ないと感じる
と思うからです。

本番中の失敗に、どう対応するのか?

どう対応していったら建設的なのか、
①受け入れること
②切り替えること
③リカバリー
の順番にお伝えします。

①受けいれること

まずは起きた失敗を受け入れることが、
とても重要です。

一度受け入れたら、失敗の事実だけに、
思考がフォーカスをし続けることはしなくなるためです。

例えば、
「失敗しちゃった、失敗しちゃった」
「あー、わたしは本当にだめだ」
「あー、あそこも心配なんだよね」

みたいに思っていると、
次から次へと、自分にミスを誘い続けることになります。

これはセルフイメージが低いと、
上のようになりがちだと思います。

それを、セルフイメージが高いと、
自分の失敗も受け入れることができるので、
「失敗しちゃったね。それは事実だね。
そしたら、次はどうしていこうか?」
という思考にすんなりとなれます。

②切り替えること

受け入れたら、切り替えがしやすくなります。

次のパフォーマンス、表現をどうするかを考えれると、
失敗ではない所に思考がいくので、
パフォーマンスへ思考が戻ります。

例えば、
その後に同じようなパフォーマンスがあったとしたら、
どう回避をしていけばよいのかを、
クリアにしていくことができます。

切り替えが出来ていないと、
後や先のことまで、
頭が回らない状態になるでしょう。

③失敗をリカバーできたら、なおよし

失敗を冷静に受け止め、切り替えができたら、
本番中に同じようなパフォーマンスがある場合は、
より注意を払えますし、
集中をすることができます。

失敗を失敗に終わらせず、
失敗の経験を活かし、
次はリカバリーしていくということに繋がります。

失敗に目を向けるメリット

失敗をチャンスに変え、
次につながる成功と考えられるようになると、
失敗がただ怖いものではなくなると思います。

そして、本番中の失敗を
次につなげていき続けると、
何か起きそうな時に、
未然に察知して防ぐということが、
出来るようになってきます。


これこそ、
多くの失敗の集大成といえるものではないでしょうか?

ここの境地にいくには、
失敗を、人のせいではなく
自分のものとして受け入れられるか

という、セルフイメージの高さに関係しています。

その失敗から、何を学んだのか。
失敗が、何を教えてくれたのか。

かつての失敗があったからこそ、
今があると思える成功体験を
ぜひ思い出していただきたいです。

失敗しても、
次の経験につなげていきましょう!