心と思考

身体の捉え方から人生の視野が広がった〜アレクサンダー・テクニークと出会ってよかったことmov.3~ 

この記事を読むと、
音楽家がアレクサンダー・テクニークを取り入れたことで、
身体にどのような変化が起きるのかが分かります。

ここぞという時を掴める!集中の質が変化

まず、一言で言うと、
集中しやすくなりました。

それにより、
ここぞという時を掴めるようになりました。

力みを伴った集中から、
リラックスがベースの中の、
これからやることが明確で
理解できているという、

安心感がベースの集中へ、と
集中の質が変化しました。

本番も、
全力投球以外の策が無かったところから
臨機応変な対応が可能になりました。

アレクサンダー・テクニークを取り入れることについて

これまでとは違う選択肢を選ぶ

とはいえ、わたしも
半信半疑の時間も経験しました。

経験したからこそわかることなのですが、

身体全体っていうものを考えてみるのが
どうやらいいらしい…

でも

【身体全体を考えながら指揮をする】
ってどういうこと?

と感じていました。

それもそのはず、
指揮はしてきていますが、
アレクサンダー・テクニークを取り入れた指揮、
というのはこれまでの自分にはないことを
することになるのです。

それは
これまでやってきた動きと、
違う選択肢を選ぶことを意味します。

新しい選択肢を選ぶことに
正解・不正解はないため、
ここには自己批判、自己否定も生まれません。

それによって
新たな選択をとてもしやすくなります。

もっというと
これまでも正解・不正解はなかったのだ
と気づきました。

能動的に選択された上でのグループレッスンという環境

それでも、新しいことをするのですから、
そんな余裕はない!と感じ
ざわつく気持ちに効いたのは
一緒に学んでいる人たちの存在でした。

〝全体〟を含めて演奏することで
実際に音色や演奏している人の雰囲気が
本当に変化していく、
ということを
何度も目の当たりにしました。

やっぱりそうしてみようかな、
と蛇行しつつ進んでいったのです。

わたしが学んだレッスンの形態は
グループレッスンがほとんどで
音楽家だけでなく
ダンサー、YOGAインストラクター、
俳優、声優などの皆さんも居ました。

音楽だけでなく、
腕を上げる、とか、振り向く、など
実は指揮の要素にもある動きを
客観的に見ることができたのです。

自分だけでは実感できなかったことも
この環境があることで
徐々にアップデートされていきました。

わたしはこの学びは
学ぶ方にとってグループレッスンが
向いていると考えています。

マンツーマンのレッスンが
主流の方にとっては、
グループレッスンは新鮮に映ると思いますが、
能動的に選択された形としての
グループレッスン、
ということの大きなメリットのひとつかと思います。

自分や自分の体を信頼できるようになった

アレクサンダー・テクニークを
指揮に取り入れることによって、
自分や自分の身体を信頼できるようなったことが
最大の喜びです。

自分が変化したので、使う言葉にも変化が起きますし、
人間関係にも変化が起きます。

全体、ということが、
身体だけでなく、
自分を取り巻く世界にまでどんどん広がっています。

これはこれからも広がり続けるのでしょうし、
それは成長し続けられるという
可能性への期待を持ちながら生きていけることに繋がります。

〝雰囲気変わったね〟と声をかけていただくことが
とても嬉しいです。

まとめ

アレクサンダー・テクニークを取り入れると

『枝(腕)を見て森(全体)を見ず』
(もはや木でもない、枝!です)

だったところから
森の話をしていけるようになります。

森、とは、
身体、周りの人、環境、家、社会、
時代の潮流、価値観、などのことです。

痛みを改善したいのは
なぜでしょうか?

それは、
本来したい話をしたい、
取り組みたいことに取り組みたいから、
なのではないでしょうか。

そこには、
あなたの希望があるのです。

腕が痛い、
という部分の話をしている時には
〝自分の腕に問題がある〟
と捉えがち。

それには
〝自分が悪い〟というニュアンスが
含まれていることがほとんどなのでは
ないでしょうか。

すると自分を責めることに終始してしまい、
実際には解決しないので、
建設的ではない道に進んでしまいます。

なぜそもそも指揮をしているのか?
なぜ演奏の世界で
生きていこうとしているのか?

という
アイデンティティの部分と
動きは密接なのです。

全体の話をする中で確かに腕が痛い、
という風に捉えることができると
そういったことが、解消されていくのです。

考えてもみれば、
自分がいるから、
その周りの物事との繋がりが出てくるのです。

アレクサンダー・テクニークと
出会ってよかったことの1つが、
身体と
丁寧に向き合えるようになったこと。

〝身体と丁寧に向き合える〟というのは

腕に信頼がおけて→
指揮が本当に変わり→
〝向き合う〟ということの概念も変わり→
リラックスした中にある集中、
というものが実現した状態

であることです。

わたしの指揮が変わったのは、
自分に向き合えるようになり
自分や自分の身体を
信頼できるようになったから
なのです。

それは、
このアレクサンダー・テクニークを
取り入れることで実現したのでした。