多くの準備や、練習をしてきたのに、
『本番になると、いつも緊張してしまう。』
という方へ向けて、
今回は、身体に注目をしようとお伝えします。
本記事の内容
●緊張したら、身体のどこが委縮しているのかがわかる
●緊張している時に、どこを意識したら良いのかがわかる
指揮者であるわたしも、
緊張をしている時に、
意識するとだいぶ楽になったことがあるので、
皆さんにシェアします。
本番での緊張に困っているなら、身体に注目しよう
緊張をしている時に、
身体の反応に興味を持ったことはありますか?
試しに、
本番での緊張を思い浮かべてみてください。
本番での緊張を考えた時に、
あなたの身体は、
どう変化しましたか?
- 身体を固くする
- 身体全体が小さくなる
- 肩がすくむ
- 頭が肩のほうに下がる
- 震える
- 手足が冷える
- 呼吸がはやくなる
などの身体の反応が、
観察できると思います。
例えば、
身体が固かったり、肩がすくむと、
パフォーマンスがしにくいと感じるでしょう。
緊張により、
身体が委縮しているとも言えると思います。
その緊張を身体からほどくために、
意識してほしい場所をお伝えします。
緊張をしている時に、意識をしてみてほしい身体の場所とは?
意識をしてみてほしい場所は、
頭と脊椎のてっぺんが出会う関節(環椎後頭関節)です。
関節?といっても、
ぴんと来ないと思うので、
また想像してみてください。
緊張をしている時から、
今度は、温泉に入っているような
リラックスをしている時を思い浮かべてください。
そうすると、
身体はどう変化しましたか?
- 身体の力が抜けた
- 肩の力が抜けた
- 肩幅が広がった
- 頭が上にのびた
- 震えがとまった
- 呼吸がしやすくなった
などの変化があったのではないでしょうか?
この変化を生み出すもとになっている関節
といっても良いかと思います。
なぜなら、緊張をしている時は、
身体は委縮するので、
頭(頭蓋骨)が、
脊椎に強く押し込まれているような状態
になっていることが多いからです。
頭と脊椎のてっぺんが出会う関節(環椎後頭関節)
が委縮すると、
身体の中で一番上にある関節なので、
様々な動きが制限されてしまいます。
リラックスをしている時は、
環椎後頭関節がほどよい張りがあり、
脊椎の上に、頭が軽くのっているという
イメージをしてください。
環椎後頭関節はどう意識するの?
わたし自身は、
高さは、両耳の穴のあたり
場所は、軟口蓋のあたり
を意識しています。
下記の写真の
脊椎の一番上と頭蓋骨をご覧ください。
脊椎に頭蓋骨がふわっと
のっていることを意識してほしいです。
実際に実験してみましょう。
2つのパターンで、腕をあげてみてください。
- 脊椎の上に、頭を下に引き下げるようにした時
- 脊椎の上に、頭をふわりとのせているような時
腕のあがりかたに、差はありませんでしたか?
②のほうが、腕があがりやすかったと思います。
①のような状態に、
緊張しているとなっていることが多いと思います。
②が気に入り、
緊張により、身体が委縮して、
パフォーマンスがしにくくなっているのであれば、
環椎後頭関節をぜひ意識してみてください。