心と思考

人間関係がうまくいかないとき

あなたは、
家庭や社会などでの人間関係が、
うまくいかないと悩むことはありませんか?

わたしも悩むこと、たくさんあります。
人がいきていく上での全ての悩みは、
人間関係ではないかと思うほどに、悩みはつきません。

そんなわたしが、
人間関係でお先真っ暗だったときよりも、
だいぶ生きやすくなった方法をお伝えします。

人間関係でなにを得ているのか

人間関係が、上手くいっているときは、
あなたは幸せだと感じると思うでしょう。

また、それを失ってはじめて幸せだったのだと、
痛感した経験もあるのではないでしょうか?

それほどまでに、
人間関係が良いと、
人は幸せだと感じる動物なのだと思います。

ここで、こんな質問をしてみます。

あなたのことを、
心から気にかけてくれる人がいますか?

または、あなたが、
心から気にかけたい人はいますか?

なぜ上手くいかなくなるのか?

相手の行動に期待している

多くの人は、
相手に期待をしています。

わたしは、
こうしたんだから、、、
こういう行動したんだから、、、
こういう行動をとるべきだから、、、

相手は、
こうしてくれるはず
こうしてくれるにちがいない
こうあるべき

と期待をしているときに、
そうでない行動をしたときに、
人は怒りを感じます。

相手を、自分の視点でみている

多くの人は、
自分の視点で、相手をみています。

相手の行動に何かしらの反応をしているならば、
あなたは、自分の視点で相手をみています。

例えば、
高校生の息子が、受験勉強をしてくれない
としましょう。

子どもが、勉強してくれないときは、
多くの場合は、怒っているでしょう。
・将来のためを思っているのに
・心配しているのに
・勉強しないと、良い大学に入れないのに
など、あなたの想いがあります。

あなたと子どもは、
別の人格、人間であるにも関わらず、
自分の思う通りに動かしたいという欲求がうまれます。

それをし続けると、
相手も、自分も辟易してくることは、
想像しやすいでしょう。

これに似たようなことを、
多くの人は、毎日のように行っています。

自分の視点でみつづけている

相手を自分の視点でみつづけていると、
相手の行動、感情、思考を、自分にすりかえ、
自分の行動、感情、思考を、相手にすりかえてしまいます。

すりかえつづけていくと、
自分がした行動は、
相手にも評価されるべき
相手にも評価されるはず
という錯覚に陥ります。

そして、
相手の反応に過敏になっていくのではないでしょうか?

相手の顔色をみて、
あなたの行動を変えていないでしょうか?
あなたの意見を変えていないでしょうか?

あなたと相手は、
違う個性をもった人です。

相手の評価は変えられない

あなたが、一つの行動をしたとしても、
相手によって受け入れられかたは、
全く違います。

例えば、あなたが、
電車で、ご年配の男性に席を譲ったとします。
同じ状態でも、さまざまな反応がかえってきます。

ご年配の男性 Aさん
本当に立っているの大変だったから、ありがたい!

ご年配の男性 Bさん
そんなに、自分は年寄りではない!
譲らなくて結構。

ご年配の男性 Cさん
次の駅でおりるから、今は大丈夫!
ありがとう!


例えば、Aさんの周りにいた人たちの反応はどうでしょうか?

席を譲らなかった Dさん
私が譲らなかったのは、今日は疲れていたから。。。
なんで、私の目の前に立ったのよ。

席を譲らなかった Eさん
席を譲ったことにすら、気がつかない。

席を譲らなかった Fさん
あの人が譲ってくれて、良かったー。

のように、
相手が何を感じるのかは、
相手次第です。

相手の評価は、相手のものであるので、
あなたが関与することは出来ません。

相手の評価は相手のもの

相手の評価は、相手のものです。

先の例のように、
同じことをしても、
相手によって反応は全く異なります。

相手がどのように反応するのか、
相手に委ねる。

残念ながら、
全ての人に、あなたは受け入れられることはありません。
あなたに対する、相手の評価は変えらません。

その相手に向けていたエネルギーを、
自分に向けていくことがとても重要になります。

自分に意識を向ける

相手の評価を気にしている時は、
基本的に、自分より相手に意識が向いていると思います。
あなた自身へ、意識が向いていないでしょう。


どんな時にでも、
あなた自身の身体へ、意識を向けてほしいのです。

そうすると、
呼吸や、筋肉の弛緩など、
様々な反応が返ってきます。

自分の意識を、自分に取り戻すのと同時に、
相手との距離が生まれるので、
新たな視点で、相手を見ることができます。

実際にどういう評価をくだしているのかは、
相手に聞かないと分からないものでしょう。

それを、勝手に判断しているのは、
あなた自身だったということにも、
気がつくかもしれません。

時と場合によっては、
相手がどう思っているのかは、
しっかりとフィードバックをいただいてください。

あなたが相手に対して想像していたことと、
同じこともあれば、
全く違うこともあるでしょう。

自己調整される

あなたが自分自身へ意識を取り戻すと、
あなたの身体、思考、感情が変化します。

今、身体はどうか?
今、思考は何を考えているか?
今、感情は何をかんじているか?

を問いかけていくことで、
自然とあなた自身が調整されていきます。

これは練習が必要ですが、
あなたが大切にしていることは、
相手とよい関係性を築きたいということ。

まずは自分に意識をむけて、
相手にも意識をむける。



そうすると、
相手の評価に一喜一憂をしなくなり、
適切な距離感が生まれます。

そして、相手とあなたは、
お互いの個を尊重しながら、
よい関係が築けるようになります。

さいごに

相手の評価を気にしていると、
相手と良い関係を築けないことに、
気づかれたと思います。

わたしは、
わたしは、人生の大半を、
相手というよりも、相手の評価
に意識を向けて過ごしてきました。

相手の評価が全てで、
自分の価値はその評価で変わる。

それは、
相手や自分自身を冒涜していることにもなります。

昭和の人間関係

けれども、
昭和生まれ、昭和世代に育てられた多くの人は、
似たような感覚を持っているのではないでしょうか?

・社会が良いといったものが正義である価値観
・それに従うよねという同調圧力
・その場にそぐわないことをしたら、空気が読めない
と言われてきました。

自分自身を押し殺すことで、
人間関係を円滑にしてきました。

令和の人間関係

平成を経て、令和の風潮、
・個をだして生きて
・自分らしさをだして
・自由に生きて
だと、生き難さを感じている人もいると思います。

けれども、
やっとあなた自身の本来の姿で、
生きてよい時代がきました。

そのためには、
まず自分の身体に興味を持つことが大切です。
身体は、様々なことを私たちに教えてくれます。

無意識にしてしまう行動
無意識に発してしまう言葉
習慣になっている行動
習慣的に発してしまう言葉

それは、身体を伴っておこなっています。

自分の身体の不必要な習慣・クセに気がついたら、
思考や感情の習慣・クセにも気がつきやすくなります。

あなた自身を信頼する

先にお話しをした
自分に意識を向けるということは、
自分の意見を通す
我を通す
ということではありません。

自分が何を感じているのか、
そこに興味を持つことによって、
相手の評価=自分から、
自分が感じているもの=自分となり、
自己信頼値が高まります。

そのため、相手の評価との離れることで、
広い視野で、相手を見れるようになるので、
相手と深く、ほどよく関係が取れるようになります!

今年は、令和5年。
わたしたちは、まだまだひよこです!
一緒に、歩んでいきましょう!!!

この考え方は、
アレクサンダー・テクニークで学びました。

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