こんにちは、マヤナです!
人生初、東京マラソンに参加してきました。
時間はかかっても良いので、完走を目標にしていました。
結果は、残念ながら完走ならずでした。
33.5キロ地点の関門所で、
タイムオーバーとなってしまいました。
多くの方々のサポートで、
走らせていただいてることを、
実感した時間でもありました。
ありがとうございました!
それでは、
アレクサンダー・テクニークを基に、
マラソンの練習で得た『膝』の気づきをシェアします。
(左膝を痛めまして、探求しはじめました。)
あなたの膝の認識は?
タイトルの『膝はない!!!』
に興味を持っていただいた皆さんは、
おそらく、膝はあるという認識を持っていると思います。
今、あなたが思い描いている膝は、
きっとこんな形ではないでしょうか?
![](https://mayanaishizaki.com/wp-content/uploads/2023/03/大腿骨-5-1024x1024.png)
太ももと、膝下の間に、
膝の骨があるという認識。
そう、このような形で、
認識しているのではないでしょうか?
わたしもそうでした。
膝には、膝関節(しつかんせつ)がある
と認識してたのですが、
膝の骨があると思っていたことにより、
実際の関節より、
ひとつ関節が多いと誤認識していたのです。
![](https://mayanaishizaki.com/wp-content/uploads/2023/03/大腿骨-4-1-1024x1024.png)
これに気が付いた時には、目から鱗でした!!!
人間の骨格上は、
膝はなく、関節が一つしかありません。
①膝関節は、一つ
実際に、骨格の写真を見てみましょう。
![](https://mayanaishizaki.com/wp-content/uploads/2023/03/大腿骨-1024x1024.png)
よく見てください。
太ももから上は、大腿骨(だいたいこつ)
膝下には、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)という
2つの骨があります。
わたしは、
膝蓋骨(しつがいこつ)が、大腿骨と脛骨の間にある
と誤認識をしていました。
『膝』とわたしが誤認識していた骨はありません。
![](https://mayanaishizaki.com/wp-content/uploads/2023/03/大腿骨-1-1024x1024.png)
この気づきにより、
練習中、膝をとても痛めてしまい、
3キロ走るのがやっとという状態で、
足をつくことさえ、泣きそうなほど痛かったのですが、
頭の中の認識をかえたことで、
だいぶ長距離を走れるようになりました。
これは、「曲げられないところを曲げよう」として、
走っているのだから、
足を痛める動きをしていたなと理解しました。
では、膝関節は、
どの骨が作っているのでしょうか?
膝関節を作っている骨は?
膝関節とは、
大腿骨(だいたいこつ)
膝蓋骨(しつがいこつ)
脛骨(けいこつ)
の3つの骨から形成されています。
![](https://mayanaishizaki.com/wp-content/uploads/2023/03/大腿骨-2-1024x1024.png)
脛骨の上を大腿骨が前後にすべり転がることによって、
膝の曲げ伸ばしが可能になります。
関節の種類は、蝶番関節です。
ここで、腓骨は膝関節を構成していないというのが、
ポイントだと感じます。
なぜなら、わたしは、
脛骨より腓骨に体重を乗せよう
と思っていた身体の使い方をしていたからです。
練習中に、脛骨の部分を意識しても、
体重を乗せることを嫌がる
と足の無意識な習慣を発見しました。
②脛骨に乗れない
あまりにも脛骨に乗れないので、
脛骨と腓骨についての知識をブラッシュアップしました。
脛骨
●脛骨は、太くて大腿骨と接している
●脛骨は、大腿骨に次いで長くて重い
腓骨
●腓骨は、脛骨の1/4ほどの太さである
●腓骨は、膝関節を形成していない
このことから、
わたしの足の動かし方のクセは、
脛骨に乗るべき重さを、
細い腓骨に乗せている。
腓骨では、支えきれないために、
体重が腓骨側=外側に流れていく
というものでした。
痛くなった場所が、
膝の外側と伝えたら分かりやすいかもしれません。
膝がつま先より、
だいぶ外側にいってしまうという、
股関節からがに股を
しているような動きをしていたのです。
③膝関節の動きの方向性は?
膝関節の動きの方向性は、
屈曲(膝を後ろに曲げる動き)
伸展(膝を後ろから前に出す動き)
の2種類です。
わたしは、その動きから逸脱して、
横に可動させようとする動きも
含めていました。
③足首の可動域
腓骨側にのるクセを理解してから、
これ以上、腓骨側にいかないようにするために、
足首を固めている習慣にも気がつきました。
足首を固めることによって、
腓骨側に体重がかかっても、
転ばないように、
動きを制御していたようです。
さらに、ここから見えたことは、
着地をした衝撃を、
固めた足首で吸収していた
というクセがあるようです。
さいごに
ここまで書くと、
膝の無意識なクセが、
いかに自分を痛めつけていたかが分かります。
ここから、さらに膝への探求から、
足首に高まりました。
この続きは、次回!
このような探求を、
アレクサンダー・テクニークではしていきます。
解剖学知識に則り、
探求をすることによって、
身体の動かし方が洗練されていきます。
それにしても、
東京マラソン、翌日の今日は、
筋肉痛が容赦なくきてます。。。