心と思考

身体は否定語を受け付けない

こんにちは、マヤナです!

本番をひかえているパフォーマーのあなたは、
身体が思うように動かないと思っているときは、
とにかくイライラしてませんか?
そして無理やりにでも、
動かそうと思っていませんか?

わたしも、身体に対して、
なんで、こっちに指や脚が動いてくれないの?

ピアノを弾くときなら、
もう少し指が長く伸びないの???
そしたら、音を外さないのに。

司会をするときなら、
なんで、口が開かないの?
ハキハキ話せないじゃん。

と思うことがたくさんありました。

あなたにも、思い当たることが、
たくさんあると思います。

今回は、自分にどのように
声掛けをしたら良いのかをお伝えします。

声掛けしている言葉に気付いてみよう

恐らく、ここまで読んでくれた人は、
多かれ少なかれ、
・〇〇できない
・〇〇がない
・〇〇できなかったら、人生おわり
・〇〇だったら、出来たのに
などと「ない」に、フォーカスしてませんか?

わたしは、
本番中でさえ、
〇〇できなかったから、やっぱりわたしは能力がない
みたいなことを考えている時期もありました。
(かなりのセルフネグレクト。。。)

そんな時期に、
身体のアプローチしていく
アレクサンダー・テクニークのレッスンで、
面白いことを教えてもらいました。

否定形や否定語ではなく、肯定で話してほしいと。

わたしは、
自分に起こったことを話すときに、
〇〇ができなくて、こう感じた。

みたいに、できなかったことばかりに、
フォーカスしていたことに、気がつきました。

あなたの声掛けパターンを、
思い出してみてください!

今、思い出すことによって、
次回同じ状況になったら、
違う声掛けを選択するようになるかもしれません。

否定している時の身体の反応

実際に、想像して体験してください!

コーヒーカップに
並々と注がれているコーヒーを
5メートル先のテーブルまで、
運ぼうとしています。

その時に、
「絶対にこぼしてはいけない」と思ったら、
あなたはどんな持ち方をしますか?

実際に想像してください!





今、あなたの身体は、いかがですか?
何を体験しましたか?

きっと、あなたの身体は、
・ギュッと腕を引き締めて
・肩をすくめて
・腕をわきに寄せて
など、様々な持ち方をしていたと思います。

そして、
こぼさないようにしようと思った瞬間に、
身体が固まっていくことを感じられた人もいらっしゃると思います。

では次に、肯定している時には、
どう身体が反応しているのか見てみましょう。

肯定している時の身体の反応

まず、言葉遊びから!

こぼさないの肯定は、
どんな言葉が思いつきますか?
ここが、とても大切!!!

~考え中~



思いついた言葉を、
身体に声掛けしてから、
コーヒーカップを持って行ってください。



~体験中~



今回は、いかがでしたか?

きっと、さっきよりは身体は楽に持って行けた
のではないでしょうか?

わたしは、こんな言葉が思い浮かびました。
・コーヒーが中に入ってるまま、持っていこう
・軽く握って、持っていこう
・脚がスムーズに動くこと信頼しよう
・脚も手も楽に動かしながら、身体全体で持っていこう
・大腰筋を意識して、持っていこう

さっきの「絶対にこぼしてはいけない」
という声掛けよりは、
身体が緩んで運べると思います。

肯定した言葉で、身体にアプローチしたら、
こんなにも変わるのかということを、
体験していただきました。

もしこのような声掛けを、
パフォーマンス中にしたら、
あなたはとても充実した時間を過ごせると思いませんか?

肯定的な身体への声掛け

先の声掛けのなかで、
肯定的な言葉で、身体の部位についてもアプローチしました。
・脚がスムーズに動くこと信頼しよう
・脚も手も楽に動かしながら、身体全体で持っていこう
・大腰筋から歩いて、持っていこう

実際に、解剖学に沿った動かせる場所を知り、
そこから動かそうとすると、
身体に、さらに肯定的な声掛けができます。

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、
肯定的に、解剖学の知識を伴った動きを、
提案しています。

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近々、レッスンをはじめようと思ってます!