心と思考

目標達成できない人と、できる人の違いは?

〇〇を達成したいのに、達成できない
と思っている方は多いのではないでしょうか?

あなたにとっての達成したいものは、何でしょうか?

わたしは、5年ほど前まで、
結果だけを追い求める主義でした。
どれだけ努力したとしても、
結果がともわなかったら、
何も努力していないのと同じと思っていました。

そんなわたしが、
達成をしていくようにマインドを少し変えたら、
とてもスムーズに達成をしていけるようになったので、
お伝えします。

達成とは

『ウェルビーイング=持続的幸福度の増大』を計測可能にした
マーティン・セリグマン氏によると、
ウェルビーイングの5大要素に、達成があります。

そして、マーティン・セリグマン氏によると、
一時的な形での「達成」と、
その拡張した形である「達成の人生」があり、
達成の人生とは、達成のための達成に捧げる人生のこと
と説明しています。

あなたの達成は、どちらを求めているでしょうか?

結果至上主義

わたしが達成をしなければとやっきになっていた時は、
一時的な形での「達成」を目指していました。

そして、さらに追い込む思考をしていて、

これが達成できないと失敗

というように、達成することのみに全力でした。

日本では幼い頃から、
・テストで良い点をとりなさい
・よい大学にはいりなさい
・よい会社に就職しなさい
などと、
社会の価値観に基づいた競争社会の中で生きているので、
結果至上主義になりやすいです。

結果至上主義の思考パターンとは、
達成=成功
達成にわずかに届かなかない=不成功
不成功=わたしはダメ人間

みたいな思考ではないでしょうか。

そのため、達成できなかったら、
ぽきっと心が折れてしまうような
負のスパイラルだと感じます。

結果はプロセスが重要

結果至上主義の思考は、
建設的な戦略を立てることすら、
不可能な状態です。

例えば、
コンクールで優勝をする
を達成に掲げていたとします。

そのためには、
毎日、努力をしていると思うのですが、
どんなことをしているのでしょうか?

例えば、
毎日、5時間練習しています
基礎練として、エチュードを毎日さらっています
というのは、
優勝に近づいているでしょうか?

これでは、昭和世代には懐かしい、
出来るまで、1000本ノック
と同じ状況かもしれません。

練習=結果にむすびつくと考えていると、
プロセスがない状態といえます。

現時点をしる

多くの人が、
結果至上主義になりやすいのは、
現時点を把握していないからだとも言えます。

努力している自分に酔いしれている

かもしれませんね。

なぜ達成をしたいのか?

現時点をしるには、
達成をしたいものを、
より明確にする必要があります。

コンクールで優勝したいのは、

何のために優勝したいのでしょうか?
どうして優勝したいのでしょうか?
優勝した後のプランは考えているでしょうか?
誰のために優勝したいのでしょうか?

このように、細分化して、
優勝したい理由を考えるのも必要です。

この理由が明確になっていないのに、
優勝をしようと思っても、
難しいというのが、正直な感想です。

わたしは優勝経験がありますが、
このコンクールで賞をとらないと、音楽家人生が終わる
と思っていたなと、思い出しました。

現時点をしる

達成が明確になったら、

そのために、
今はどこにいるのか
今は何をしたらよいのか
誰に教えを乞うたらよいのか
メンタルケアはどうしたらよいのか
身体のケアはどうしたらよいのか
達成をした後は、なにをしたいのか

など、様々なプロセスを
考えることができるようになります。

やみくもに努力をするよりも、
プロセスがあると、
自分にやさしくアプローチができます。

達成を明確にし、
現時点をしるということで、
はじめてプロセスが生まれます。

プロセスでもっとも大切なこと

プロセスの最中に、
ほんのわずかに達成に近づいたことを、
盛大にお祝いしてほしいです。

これは、この記事を読んでいるあなたにとっては、
とても難しいことだと思います。

わたしもかつて、本当にそうでした。
・達成できてないのに
・これくらいできて当然なのに
・まわりの人はできているのに
・次はこれをしないと

と近づいたとしても、
自分の頑張りを全く認めていませんでhした。

周りの方々から、
・頑張っているよ
・できるようになったね
・努力しているのすごいね
といくら言われても、

は???

と思うほどに、性格が超おぶすでした。

認めるから、
先のプロセスがスムーズにいくのです。

認めるから、
先のプロセスへの視野が広がります。

認めるから、
自分への信頼が高まり、
パフォーマンスがやりやすくなるのです。

はじめは、吐き気を及ばすかもしれません。

けれども、
自分を認めること
自分を受け入れること
がほんの少しでもできるようになると、
達成の質まで変化します。

さいごに

あなたの達成したいことは、
本当に自分のためでしょうか?
社会の価値観からくるものでしょうか?

社会の価値観から来る達成であれば、
いつも人と比較していることになり、
達成をすることが難しくなるでしょう。

その反対に、
自分の価値観のもと、
自己を信頼して達成することは、
ずっと建設的に、
挑戦し続けることができます。

少しの変化でも、お祝いしてくださいね!

お祝いの考え方は、
アレクサンダー・テクニークで学びました。

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