あなたは、
自分が何をしたいのか、
分らないときがあるのではないでしょうか?
何をしたいのかが分からないから、
人から求められていることをする
というスタンスではないでしょうか?
わたしもそうでした。
家庭、学校、社会の常識や価値観という
・自分ではない誰かの価値観に合わせすぎている
・合わせすぎていて、癒着していることにすら気がつかない
くらいに、自分を見失っていることが多かったです。
そんなあなたが、
自分がやりたいことを思い出すには、
どんな方法があるでしょうか?
メンタルワークに取り組むのも良いでしょう。
カウンセラーに通うのも良いでしょう。
色んなことに取り組んだけれども、
上手くいかないと思っているならば、
身体に目を向けてみるのを提案します。
何をしているか分からない状態とは?
2つの観点からお話しします。
・幸福度はとても低い
・今の現状を受け入れていない
状態と言えます。
幸福度はとても低い
なぜ幸福度が低いのでしょうか?
何をしたいのか分からないときは、
『自分は何のために生きているのか』
が分からない状態でもないでしょうか?
『ウェルビーイング』という言葉がありますが、
その理論を計測可能にしたマーティン・セリグマン氏によると、
ウェルビーイング=持続的幸福度の増大
の5大要素に、意味・意義があります。
マーティン・セリグマン氏によると、
人間は、どうしても人生に意味や目的を欲しがるようです。
あなたは何のために生きているでしょうか?
あなたは、幸せでしょうか?
今の現状を受け入れていない
何をしたいのか分からない時は、
自分に足りないものを足そうとしている
と言ってもよいかもしれません。
嫌な言葉かもしれませんが、
あえて伝えます。
何をしたいのか分からなくてもよい
と自分に許可を出せますか?
でも、だって、
という言葉が聞こえてきそうですが、
現在の地点のあなたはどこにいるか、
を受け止めるだけで、とても楽になると思います。
不足や不安に目をむけていて、
現時点も分からない状態で、
あなたにとってのゴールが分からない場所に
正解を求めに行こうとしています。
あなたではない誰かに
正解を求めるのではなく、
自分の中に、答えを求めていくことが、
あなたがあなたにできる最大の贈り物です。
これはわたしの持論ですが、
正解を人に求めているうちは、
それはあなたにとっての正解ではありません。
身体に目をむける意味
あなたが、自分を見失っている時は、
自分以外のものに目を向けているので、
自分に目を向けていることは少ないと思います。
その中でも、
あなたの身体に目を向けようと思うことは
少ないのではないでしょうか?
身体は、心とも繋がっているので、
身体が情報を出していることも多いです。
その情報に興味を持ってみて欲しいのです。
このサイトを読んでくれている人は、
・真面目
・何か役に立たなければいけないと思っている
・失敗を恐れている
・自信がない
などの方が多いと思います。
身体に目を向けてみると、
身体もその情報を発しています。
身体に目を向ける体験
例えば、
真面目な人は、
いつも背筋を伸ばしているかもしれません。
そして人から、きちんと見られたいと思い、
胸をはっているかもしれません。
過度に背筋を伸ばしていたら、
肩や背中の緊張に繋がります。
実際に体験をしてみてください。
体験①
ためしに、もういけないというところまで、
背筋をすごく伸ばしてみてください。
いかがでしょうか?
今のあなたの
呼吸は、いかがでしょうか?
腰はいかがでしょうか?
お腹はいかがでしょうか?
その他にも、
いろんな感覚を味わうかもしれません。
わたしは、
呼吸は、止まるように感じ、
腰は、反り腰になるように感じ、
お腹は、腹直筋を固めているように感じました。
体験②
今度は逆に、
背筋を程よく伸ばそうとしてみてください。
いかがでしょうか?
今のあなたの
呼吸は、いかがでしょうか?
腰はいかがでしょうか?
お腹はいかがでしょうか?
わたしは、
呼吸は、楽になり、
腰は、少し前傾になったように感じ、
お腹は、ゆるみました。
体験①と体験②は、
あなたの中でどのように感じましたか?
その感じたものは、
あなただけのものなので、大切にしてください。
この体験をしていただいた意図を、お伝えします。
体験①は、身体が過緊張している状態
体験②は、身体がほどよくリラックスしている状態
を作り出しました。
体験①のように、
過度に身体が緊張している状態では、
良い考えは思い浮かびません。
踏ん張りまくり、
私は何をしたらよいのかを考えなければならない
という思考している状態ともいえるでしょう。
これでは、発想や視野が狭くなります。
今は意図的に作り出しましたが、
このような身体の無意識の不必要な習慣・クセが、
同じようなことをもたらしていることもあるのです。
そのため、
身体に興味をもつことは、
とても大切です。
身体に興味を持ち続けると
身体に興味を持ち続けると、
身体の内感覚がとても繊細になってきます。
そのため、思考や感情にも、
繊細に気がついていくようになります。
身体、思考、感情を含め、
自分の内をどっぷり見ることになるので、
はじめは辛いかもしれませんが、
あなたが本当に大切にしているものを、
しっかりと見出せることにもつながります。
ここまで、お伝えしたのは、
アレクサンダー・テクニークのワークの一つです。
アレクサンダー・テクニークでは、
あなたの望みを叶えるために、
身体の不必要な緊張・クセに気がつき、
心身統一した行動を実現させていきます。
今のあなたの望みは、
何をしたいのかを見出したい
だと思います。
その望みの前に立ちふさがる、
身体の不必要な緊張・クセに気がついていきませんか?
その先には、
あなたがしたいことが分かっていくようになります。
そして、心身統一した行動をしているので、
あなたのしていることは、
有益だと人に伝わりやすくなります。
さいごに
わたし自身も、
迷走している時期がありました。
今、わたしは何をしたいのかと思っても、
何にも思い浮かばないのです。
もっとも日常生活の中でも、
何、食べたい?
どこ、行きたい?
誰と、会いたい?
自分に問いかけても、分からなくなっていました。
昨日のご飯が残っているから、これを食べなきゃ。
賞味期限が近いから、これ食べないと。
みたいな発想でした。
これほどまでに、
自分が何をしたいのか分からない状態であったのですが、
今では一生を通して何をしたいのか、クリアになりました。
わたしがしたいこと
わたしがしたいことは、
指揮、アレクサンダー・テクニークという媒体が違えど、
人とつながりたい!!!
でした。
そして、その奥には、
わたし自身とつながりたい!!!
という本当の望みも隠れていました。
わたし自身が、
心身ともにつながっていてこそ、
パワーやエネルギーをともなった演奏・パフォーマンス・レッスンを
皆さんにお届けすることができると考えています。
また、身体の不必要な緊張・クセに気がつくことは、
自分自身のエゴをも外していくことに、
つながると考えています。
自分のためではなく、
社会は本当は何を求めているのか?
幅を広げて、社会に貢献できることを、
考えられるようになりました。
あなたと一緒に歩めることを、楽しみにしてます。
ご興味のある方は、
レッスンやワークショップをすることもありますので、
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お待ちくださいませ。