ボディー・マッピング

指揮をするときに腕や肩が痛くなるなら、関節に着目しよう!【ボディー・マッピング】

指揮をする機会がある人は、
腕や肩が痛くなるという悩みを
お持ちの方もいると思います。

以前の記事では、
なぜ腕、肩、首が痛くなるかを取り上げました。

なぜ指揮をすると、腕、肩、首が痛くなるのか?なぜ指揮をすると、腕、肩、首が痛くなるのか?を、解剖学を用いて、話しています。...


今回は、腕の関節に着目します。

関節が動けない方向に、
動かしているようでしたら、
けがをしたり、効率的な動きが出来ません。

関節の数や、動かせる方向を、
お伝えします。

腕の関節はいくつあるのか?

腕の関節は、いくつあるか考えたことありますか?

考えてみてください!

考えていただけましたか?




解剖学的には4つと言われています。

  1. 胸鎖関節(きょうさかんせつ)
  2. 肩関節(けんかんせつ)
  3. 肘関節(ちゅうかんせつ)
  4. 手関節 [手首](しゅかんせつ)


4つもあるの?と思けんわれた方は、
あなたの頭のなかでは、
どこからどこまでか、腕なのかが不明確だったり、
どこかの骨が抜けていたり、
関節が抜けていたりするかもしれません。

それでは、一つずつお伝えしていきます!

胸鎖関節(きょうさかんせつ)

胸鎖関節は、腕の付け根の関節です。
胸骨と鎖骨を結ぶ関節です。

胸鎖関節は、6方向に動きます。
 上下(挙上・下制)
 前後(前突・後退)
 回旋(前方・後方)

挙上 肩を上にあげる動き
下制 肩を下にさげる動き
前屈 肩を前にだす動き
後退 肩を後ろにひく動き
前方回旋 肩を下にさげるときに、前方回旋がおこる
後方回旋 肩を上にあげるときに、後方回旋がおこる

肩関節(けんかんせつ)

肩関節は、肩甲骨と上腕骨をむすぶ関節です。
肩甲上腕関節とも呼ばれ、可動域が広い関節です。


肩関節は、6方向に動きます。
 前後(屈曲と伸展)
 左右(外転と内転)
 回旋(内旋と外旋)

解剖学的正位(手のひらを正面に向けて、真直ぐ立った状態)から、
考えていきます。

屈曲 腕を、前にあげる動き(0-180度)
伸展 腕を、後ろにあげる動き(0-50度)
外転 腕を、身体の外側に広げる動き
内転 腕を、身体の中心に向ける動き
外旋 上腕を軸にして、肩を外向きにする動き
内旋 上腕を軸にして、肩を内向きにする動き

外旋、内旋は、ひじを曲げて行うと
分かりやすいです。

肘関節(ちゅうかんせつ)

肘関節は、上腕骨と2本の前腕骨からできている関節です。
肘を曲げ伸ばしたりする関節です。

前腕骨は、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)を表します。
橈骨は、親指側の骨
尺骨は、小指側の骨

肘関節は、2方向に動きます。
 前後(屈曲と伸展)

屈曲 肘を曲げる動き
伸展 肘を伸ばす動き


※肘関節ではありませんが、
手のひらを上にむけたり、下にむけたりする関節
橈尺関節もお伝えします。

橈尺関節は、2方向に動きます。
 回外、回内

回外 肘を曲げて、手のひらを下にむけた状態から、
   上にむける動き
回内 肘を曲げて、手のひらを上にむけた状態から、
   下にむける動き

手関節 [手首](しゅかんせつ)

手関節は、橈骨手根関節と呼ばれ、手首の関節です。



手関節は、4方向に動きます。
 前後(掌屈と背屈)(しょうくつ、はいくつ)
 左右(撓屈と尺屈)(とうくつ、しゃっくつ)

掌屈(屈曲) 手首を手の平側に曲げる動き
背屈(伸展) 手首を手の甲側に曲げる動き
撓屈(外転) 手首を親指側に曲げる動き
尺屈(内転) 手首を小指側に曲げる動き

いかがでしたか?
腕の関節の数や、
どの方向に関節が動けるのか、
少し興味を持っていただけたでしょうか?

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わたしの場合は、
アレクサンダー・テクニークを知る前は、
腕が肩甲上腕関節から始まる
と思っていたので、
関節を一つ少なく考えていました。

また、肩関節(肩甲上腕関節)が、
回旋するとは思っていなかったので、
多くの指揮の運動を前方で行っていました。

身体の構造として、
動かせない場所を懸命に動かし、
動かせる場所を動かさない状態で、
何十年も動かしていました。

もうこれ以上は厳しいよと、
痛みで伝えてくれた身体に感謝しています。

今からでも遅くはないので、
一緒に探求していきましょう!

なぜ指揮をすると、腕、肩、首が痛くなるのか?なぜ指揮をすると、腕、肩、首が痛くなるのか?を、解剖学を用いて、話しています。...